【会場レポート(前編)】
<会場速報>Withコロナの新業態など見どころ満載!まだ間に合うフランチャイズ・ショー2022をチラ見せ!

2022年3月4日(金)まで東京ビッグサイトで開催中の第39回『フランチャイズ・ショー2022』。コロナ禍での実施は4回目となる展示会開催のため、会場の感染症対策はバッチリ。とはいえ、まん延防⽌等重点措置が発令される中での開催ということで、来場を悩んでいる方は、会場がどのような様⼦だったのか気になるのではないでしょうか?

そこでこの記事では『フランチャイズ・ショー2022』の初日の様子をご紹介します。2021年に関西初めて開催した『フランチャイズ・ショー大阪』も好評で、ますます盛り上がりをみせる日本最大級のフランチャイズの祭典『フランチャイズ・ショー』をお見逃しなく!

FCショーってどんな展示会?今回の見どころは?

今年で39回目を迎えたフランチャイズ・ショーは、フランチャイズ業界で日本最大級のイベントです。昨年、初の大阪開催を果たし、年2回の開催となっていますが、なかでも東京開催は例年150社以上の様々なフランチャイズ本部が出展する、いわばフランチャイズの祭典です。

来場対象者となるのは、法人として業態転換や新規事業のためにフランチャイズチェーンへの加盟を考えている経営者・役員、脱サラや早期退職など独立・開業を希望している個人、土地・建物など不動産の有効活用を検討している方や、幅広くビジネスに関する情報収集をする人などです。

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開場すぐからメインゲートには列が!

そんな今年の『フランチャイズ・ショー2022』には、なんと183社が集結!とても大きなイベントなので全てを紹介しきるのは難しいですが、今回は『フランチャイズ・ショー2022』の速報レポートとして、初日の会場の様子や・見どころについてダイジェストでご紹介していきます!

個人的に毎回楽しみにしていたフードコートが復活していたり、15年ぶりにTSUTAYAで有名なカルチュア・コンビニエンス・クラブが「SHARE LOUNGE」という新業態で出展したりと、見どころ目白押しです。

またこのあと紹介するセミナーなどは、同時開催されているオンライン展『フランチャイズ・ショー Online』でも視聴できるものもあります。「今回は行けない」という方も最後までチェックしてくださいね!

入場口・会場内での感染症対策も万全

『フランチャイズ・ショー2022』は東京ビッグサイト西3・4ホールで開催。朝早くから続々と来場者が会場に入っていきます。入り口では新型コロナ感染防止対策のための、検温や消毒を実施していましたが、さくさく受付・入場が進んでいました。

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⼿をかざすと検温と消毒が⼀度にできる機材でスムーズに⼊場

もちろん会場の感染症対策はバッチリですが、安全な展示会開催のために事前予約が必要なので、来場事前登録はお忘れなく!

メインゲートから入場すると、まず目に飛び込んでくるのは左側に幼児教育「コペル」と「コペルプラス」、そして右側には駅ナカでの催事販売を行なう「MIGホールディングス」のブースです。

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【ワークショップ・メモ】

「事業所数日本一!満足度99%の長期安定×社会貢献事業とは?!」

コペルプラスについて代表が語るワークショップ

3/4(金)13:00~13:40

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そしてまっすぐブースの間の通路を進んでいくと、左手には飲食・フードサービス、右手には小売・サービスのブランドが並ぶゾーンに入っていきます。

今年は買取ビジネスが多数出展!金相場の高騰でチャンスあり!?

今年に入って再び金相場が高騰していますが、コロナ禍の断捨離や生前整理などで買取専門店は注目が続いているビジネスです。自宅整理や金取引の活性化もあり、今年は6ブランドの買取、リユース系のフランチャイズが出展!

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買取ビジネス自体は査定システムの進化もあり、未経験からの参入もしやすいビジネスなので個人の脱サラでも検討しやすいこともあり、法人だけでなく個人の方もブースで話を聞いている様子が見受けられました!

コロナ禍で急成長といえばゴーストレストラン

ここ数年の『フランチャイズ・ショー』で出展が増えているビジネスといえば、ゴーストレストランやバーチャルレストランなどと呼ばれるデリバリー専門の業態でしょう。実店舗を持たないので飲食スペースもなく、キッチン設備のみで開業でき、Uber Eatsや出前館といったデリバリープラットフォーム上に出店する形となるゴーストレストラン。

今年はゴーストレストランとして、「テガルデリバリー」、「ゴーストセントラルキッチン」、「地球を救うカレー家」、「Eaterys」が出展しています。

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デリバリープラットフォーム上で出店する店舗も幅広く、10~50種類の中からオーナーが最適な業態を複数選択できる仕組みを採用していたり、なかには「調理代行」を行っているなんてところもありました。

それぞれ特徴や、取り扱えるブランドにも違いがあるので、気になる方は実際に足を運んで比較してみてはいかがでしょうか。

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【ワークショップ・メモ】

「利回り70%超も!?話題沸騰中のゴーストレストランで新事業!」

ゴーストセントラルキッチンについて本部長が語るワークショップ

3/3(木)16:00~16:40

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デリバリーだけでなくテイクアウトなど中食にも注目

コロナ禍以降の巣ごもり需要から、ゴーストレストランだけでなくテイクアウト業態にも注目が集まっています。

昨年に引き続きテリー伊藤氏とワタミがコラボ展開する「から揚げの天才」、またフランチャイズ・ショー2021大阪に初出展し注目を集めていた、ものまねタレントのコロッケ氏がプロデュースするコロッケ専門店「コロッケのころっ家」が東京にも出展!

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コロッケのころっ家ブースでは、タレントのコロッケ氏も会場に来ていました!もしかすると本人に会えるかも!?

また、テイクアウトに対応しやすいということもあり"どんぶり"のフランチャイズブランド出展も増えていました。

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そのほか、やきとり屋「すみれ」からは、チキンバーガー専門店「DooWop」も同時出展されていて、他の居酒屋同様にファストフード市場に進出しているようです。

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そしてテイクアウトとして注目するべきはスイーツ系!

フランチャイズ・ショー初出店という「芋王」は、独自の長期熟成技術により、平均して糖度は50度以上の熟成焼き芋を販売する専門店です。焼き芋専門店自体が珍しく、フランチャイズ展開しているブランドは少ないので気になる方はチェックです!

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美容・健康志向の高まりは止まらない!?関連ビジネスの出展が多数

会場内を歩くなかで多く目にしたのがフィットネス関連のビジネスです。

自身のタイミングでいつでも好きなときに利用できる24時間フィットネスジムや、完全個室のジムなどが続々とフランチャイズ展開をしているようで、10社以上のフィットネス関連の本部がブースを構えていました。しかもブースの作り込みがすごい。

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その他にも、プロフィットジャパンが展開する今後増えていく50~80代をターゲットとしたシニア層向けの「コンビニフィットネス」や、小野医療器の「鍛えないジム」など年齢層を絞ったジムも増えてきているのが印象的でした。

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また、フィットネスビジネスとは別ですが、健康増進の観点で世界有数のフットウェアブランド「スケッチャーズ」のフランチャイズも出展していました。ブース内では、スケッチャーズが成長している理由についてプレゼンテーションもされていたので小売業を始めたい方は要チェック!

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また、エステ施術だけでなく基礎化粧品の販売に力を入れて収益の柱を広げている「ミスエステ」や脱毛サロンなど、理美容ビジネスも幅広く出展されていて需要の高さが伺えました。

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そしてそして2年ぶりにフードコートが復活!試食ブースも多数あり

新型コロナウイルスの流行以降、フードコートを自粛されていましたが、フランチャイズ・ショー2022では2年ぶりに復活!

今回フードコートには、コロナ禍に生まれた卓上レモンサワー×焼肉、コスパ最強の代名詞ともなっている「レモホル酒場」と牛骨醤油の「ラーメンまこと屋」が出展。

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レモホル酒場からは「もつ煮カレー」と、全国展開予定の新鮮組まぐろ屋の「マグロ丼・大トロ丼」が提供されていました。スパイシーなカレーの香りが食欲をそそられ気になって列に並んでみると、隣で提供されているたっぷり盛られたマグロ丼にも目移りしてしまいました......!

ラーメンまこと屋の方には大量の牛骨から取ってつくられる白湯スープの「牛じゃんラーメン」。なかなか全国的に見かけることはない牛骨ラーメンが味わえる機会となっていて、フードコートではお昼時を中心に多くの人で賑わっていました!

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その他にも各ブースで試食・試飲が提供されていて大盛りあがり!ビアードパパではシュークリームをまるまる1個もらえたり、地球を救うカレー家で試食した代替ミートを使ったカレーは、代替ミートとわかっていてもお肉と遜色ない味わい!

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珈琲館では目の前のサイフォンで淹れたてのコーヒーを試飲することも。ほかにもスープやカルビ丼など、会場を歩いていると食欲をそそられる香りが漂ってきていました。フードコート以外にも試食できるブースがたくさんあるので、お昼時は試食を目当てに回ってもいいかも......!?と思うほどです。

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15年ぶりの出展や、店舗運営支援などもチェック

ここまで紹介した以外にも、誰もが知っているTSUTAYAで有名なカルチュア・コンビニエンス・クラブが、15年ぶりにフランチャイズ・ショーに出展しています!

30年以上の歴史をもつTSUTAYAが手掛ける新業態「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」。本を中心に、カフェ、文具・雑貨、ゲーム、トレカなどを設置したシェアラウンジで、地域や物件の特性によってさまざまな組み合わせをしながら出店が可能です。

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その他に、加盟相談ブースや本部構築支援、店舗開発・支援のブースもあり、スキマバイトサービス「タイミー」なども出展していました。

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無料セミナー・ワークショップが充実!最終日のコラボセミナーは必見

フランチャイズ・ショーの会場では、セミナーや、出展企業によるワークショップを実施しています。

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初⽇の3⽉2⽇は、JFA共催オープニングセミナーとして、⽇本フランチャイズチェーン協会会⻑で、⼥性だけの30分フィットネス「カーブス」をフランチャイズ展開するカーブスホールディングス代表取締役社⻑の増本岳⽒が登壇し、カーブスの経営戦略やコロナ下での経営、フランチャイズ戦略を語りフランチャイズ・ショーが開幕しました。

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そして、ワークショップには各ブランドの代表取締役やFC本部長などが登壇するため、深い話を聞くチャンス!初日も6社がワークショップを開催しており、ブランドについての特徴や業界の動向、フランチャイズの紹介などをしていました。

ブースに直接話しを聞きに行くのはちょっと気がひけるけど、ブランドについての情報は集めたい!という方にはうってつけかもしれません。

また、最終日の3月4日(金)には、イエローハットをはじめ、TSUTAYAやコメダ珈琲など業界トップクラスのフランチャイズに加盟する「ホットマン」、ブックオフ・ハードオフといったリユース事業やフードサービス事業を展開する「ありがとうサービス」のメガフランチャイジー2社の代表に対して、フランチャイズ専門誌「ビジネスチャンス」の編集長が切り込んで聞いていくディスカッションセミナーも予定されています。

フランチャイズ・ショー2022は3月4日まで開催中!

駆け足での紹介でしたが、いかがでしたか?

フランチャイズ・ショー2022には、177の企業や団体が出展しているため、全てはご紹介できていません!

「面白そうだから行ってみようかな?」「ちょっと物足りない」と思った方は、3月4日(金)まで開催中なので、ぜひご来場を検討ください。

どうしてもスケジュール的に行けそうにない、遠方だから今回は行けない......という方は、オンラインでも開催中です!オフライン、オンラインともに盛り上がりを見せているフランチャイズ・ショーに是非アクセスしてみてくださいね。

それでは、まだ残り2日ある「フランチャイズ・ショー2022」を楽しみましょう♪

【この記事を書いた人】

浅野未来(あさの・みく)

メディア編集者。FCビジネス情報メディア、フランチャイズWEBリポートで執筆・編集に従事。